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堆朱の作り方

  • 木地造り
  • 絵付け
  • 彫り
  • とくさがけ
  • 下摺り込み
  • 錆び付け
  • 錆び研き
  • 中塗り
  • 中塗り研ぎ
  • 上塗り
  • 艶消し
  • 毛彫り
  • 上摺り込み
  • 完成

1.木地造り

熟練の木地師さんがいて、充分に乾燥させた朴木(ほおのき)や栃(とち)を用いて、堆朱作品の元になる箸・茶器・花器などを作ります。

2.図案(絵付け)

次は木地師さんから彫り師さんへ。

牡丹や唐草・花鳥・山水などの様々な下絵を木地に直接描きます。
  作品の顔になる大事な仕事です。

オリジナルの作品を作れるようにデザインも頑張ります!

3.彫り

うらじろ(裏白)と呼ばれる専門の彫刻刀で下絵の上から彫っていきます。

うらじろを自分で研いで彫るわけですが、研ぎの状態によって全然彫りの精度が違います。全っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ然違います。

奥が深いです...

4.とくさがけ

今度は彫り師さんから塗り師(ぬりし)さんへ。

彫った部分の荒さをとるために、紙やすり(サンドペーパー)で研磨します。昔はとくさという草を使って研磨していたため「とくさがけ」。

とくさが気になって調べてみたら昔うちの庭に生えてたヤツでした。全く意味をなさない変な植物だと思っていたのにビックリです(笑)

 

5.木固め(下摺り込み)

生漆(きうるし)に弁柄(べんがら)という赤色顔料を混ぜて、刷毛(はけ)を使って木地全体に摺り込みます。

丈夫な村上木彫堆朱を作るための基礎固めです。基礎は大事。

6.錆び付け

漆にとの粉という粉を混ぜて彫りを施していない無地の部分に塗ります。

7.の錆び研ぎの工程とともに2~3回繰り返します。同じことを繰り返しているようですが、確実に漆の層が出来ており、丈夫で高級な作品を作るために必要な工程なのです。

7.錆び研き

砥石(といし)という専門の研ぎ石を使って、6.の工程でつけた錆びの面を平らに水研ぎをします。

砥石も削れてくるので、砥石を平らに研ぎつつ錆び研ぎ。これをちゃんとしないとムラが出来たり、部分的に研ぎ過ぎて、錆び付け前の地が出て来たりと大変なのです。

8.中塗り

今度は彫りを施した部分に漆を塗っていきますが、模様を漆で埋めてしまわないようにタンポ(薄いゴムの中にスポンジや綿を入れて丸くしたもの)で漆をたたき、刷毛で全体を塗り上げます。

漆が厚過ぎると乾かす時に漆が寄ってしまったり、薄過ぎると研ぐ時にすぐ地が出たり・・・何事もバランスです。

9.中塗り研ぎ

錆び研ぎで使った砥石よりも更にきめ細かい砥石を使って、無地の部分と彫りの部分両方を水研ぎします。錆び研ぎよりも研ぎ過ぎるとあからさまに違いが出ます。

模様が細かい場合、「そこだけ研ぎたいのに・・・」なんて事も。

研ぎ過ぎたらまた塗り直し。丈夫にはなりますけども。研ぎ過ぎ厳禁!!です。

10.上塗り

とても綺麗な朱漆を使って、中塗りと同様に模様を漆で埋めてしまわないように丁寧に丁寧に塗り上げます。

上塗りが作品の表面部分になるので、ゴミやほこりが漆に入らないように慎重に漆を扱います。
  自然と空気が張り詰めていくドキドキな工程です。

11.艶消し

炭で研いだり、炭ととの粉を混ぜたものを塗りの時とは違う専用の刷毛を使って水研ぎします。見事に艶が消えていきます。

村上木彫堆朱の特徴でもある艶消し。

大事にしまっておかずに、使用していただくことで、どんどん艶が出て来ます。落ち着いた艶は本当に温かみがあり素敵です。

12.毛彫り

ここで一度作品は彫り師さんの元へ。

先が細かい三角刀を使って、葉の葉脈や花びら・蕾などを塗り重ねた「漆」を彫って表現します。

これも村上木彫堆朱ならではの技法。

毛彫りをすることで奥行や流れが生まれ、より一層作品に命が刻み込まれます。

13.上摺り込み

作品全体に上質な生漆を刷毛で摺り込み、ガーゼのような綿布で拭き取ります。

この工程は一瞬なのですが、確実に生漆が摺り込まれているのです。
  漆って凄いです。

完成

長い長い工程の末、ようやく完成。。。ですが、皆様のお手元に届き、使っていただくことで、本当の完成といえるのではないでしょうか。

全て人の手で作られるからこその温かさ、味。是非お試しください。

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